2020年03月02日

Crockett&Jones×Westbourne(ウェストボーン)

Crockett&Jones



2012年以降公開の映画「007」でジェームズ・ボンド役の



ダニエル・クレイグが着用したモデルが世界的に入手困難になったというエピソードがあります。



男が憧れるブランドのひとつ「クロケット&ジョーンズ」



今日のモデルはWestbourne(ウェストボーン)



程よいロングノーズにシャープなチゼルトゥを組み合わせたデザインで、



サイドのエッジを利かせた主力ラスト「348」を採用したスマートなモデルです。




それではオールソールの仕上がりをご覧頂く、、、



その前に、



RESHでのオールソール交換についてご説明させていただきます。



弊社ではオールソール交換の間、RESHオリジナル「リペアラスト」を入れて作業致します。



これにより



1.修理中のアッパーのシェイプや材質の保持が容易になり、

細かい所ではくるぶし周りのトップラインが歪むこともなくなる。



2.修理中にインソール下部とアッパー、ライニングそれにウェルト(細革)を接合する

「掬い縫い」が緩まなくなり、

履き込んだフットプリントも含めてインソールの形状が保持し易くなる。



3.シャンク(土踏まず部のインソールとアウトソールの間に内蔵される、

靴の背骨的な補強芯)が修理中にズレや歪みを起こさなくなり、

それらが原因で修理後発生することがある「不快な音」も鳴り難くなる。



4.イギリス製の靴の一大特徴である「アウトソール接地面の丸み」をしっかり復元できるようになり、

その側面も波打たせずに仕上げることが容易になる。



以上のような大きなメリットがあります。



これで安心して新しいソールに貼り替えが可能になります。





今回は英国ハルボロラバー社のダイナイトソールに貼り替えました。



「ダイナイトソール」とは、ハルボロラバー社が1910年に開発した「スタッデッドソール」のこと。



工場が「昼も夜もなく」稼働していたことから、



デイ(day)ナイト(night)=デイナイトソールという名前になり



このソールが日本に輸入される際に「ダイナイト」ソールになったようです。



こちらは「スプリングライン社」に貼られていたポスターです。



その昔は「リッジウェイソール」や「メドウェイソール」も「ダイナイトシリーズ」だったことがわかります。



すべりにくい履き心地の秘密はこの突起(スタッド)と絶妙なゴムの粘り気です。


☆ダイナイトソールオールソール・・・¥15,,000円+税



納期は2週間~でございます



配送での対応やメール・LINE によるお見積りも承りますので



お気軽にご相談下さいませ!
  


Posted by RESH(リッシュ) at 20:20Comments(0)Crockett&Jones